あの頃の私へ。
よくものうのうと生きてくれたな。
おかげでここまで生き長らえてしまったよ。
何処までも自分を憎み、他人を羨んでいた。
そんなお前の行き過ぎた自己嫌悪が、
結局自己愛の裏返しだと気付いた時は、
どれほどお前を殺したいと思ったか。
想像できるだろう?
だって、お前は私に過ぎないのだから。
私が愛してやまない、殺したいほどに愛おしい、
私自身なのだから。
こんな風に育ってしまうとは、
お前も予想していなかっただろうよ。
お前があの時、自殺を一瞬でも考えた時、
勇気を出していればこんな未来は歩まなかったのだ。
一生をかけて呪ってやろう。
一縷の感謝と遥かな愛憎をお前に送る。
一生をかけて償うといいさ。
二度と自殺なんて考えられないほどに。
最後に、最大の敬意を払ってやろう。
よくぞ、この馬鹿げた素晴らしい生から逃げなかった。
5/25/2024, 4:15:23 AM