君はずっと嘘かホントか分からない話をする
嘘なの?ホントなの?そう聞いたことがあった
君は笑ってどうでしょう?なんて言っていた。
その表情は僕をからかっているみたいで楽しそうだった
彼女は重要な話はしてこない。
つまり僕はただの暇つぶしに
付き合ってるだけなんだろう。
そう思うと僕は悲しくなった。
あの日突然彼女は言った。
「私あなたのことが好きなんだよね」
僕はまた彼女お得意の嘘だと思って君の顔を見る
頬を真っ赤に染めながら僕をまっすぐに見る君
僕には嘘をついてるように見えなくて僕は驚いた
目を見開いて君の目を見つめると
「なんかいってよ」
なんて目を逸らしながら言っていた。
君がそんな表情をするなんて僕は知らなかった
なんだか胸が熱くなった。
「僕も君が好き」
君が話すことは嘘かホントか
僕はもう見分けが着くかもしれない
─────『君の目を見つめると』
4/6/2023, 11:32:29 PM