それでいい
『……ごめん』
そう僕が言うと、彼女の頬に涙が伝った。
泣かれるのは好きじゃない。
どうしていいか分からない。
でも、僕は僕なりに今の正直な気持ちを伝えた。
今は勉強に集中したい。
彼女のことは嫌いじゃないけれど、
でも異性としての『好き』かと問われれば、
よく分からないところが本音だ。
付き合ってみれば以外と好きになるのかもしれない。
そうだとしても、中途半端な感じになりそうで、
それは彼女に申し訳が立たない。
だからもう一度。
『…ごめん』
そう、それでいいんだ。
4/4/2024, 12:13:59 PM