遠い日のぬくもり
無償の愛という言葉信じて疑わなかった自分はどれだけ幸せ者だったことか。今になってつくづく思う。
親は子どものことが一番だと言った母。感謝こそすれ、親というのはそういうものだと思って育った自分。大人になってようやく、それが普通でないことを知った。
自分は子どものために全てを捧げられるだろうか。
そんな疑問が日常の隙間にふと頭をよぎるようになった。自分のために生きてきた自分が、いつか誰かのために生きられるのだろうか。そうありたいと願うけれど、まだまだ未熟な自分にはまるで想像がつかない。
遠い日のぬくもりを想い、父と母の偉大さを想う。
いつか自分もきっと。
12/24/2025, 4:00:10 PM