また、失敗してしまった。
「ごめん、本当に無理」
そう言って君は私に別れを告げた。
今回は何がダメだったのだろう?
食事の時には君の好きな食べ物を用意し、デートは君の好きな場所に行き、君の好きな芸能人のように振舞ったのに。
まだ、私は君を満足させることはできないのだろうか?
少しでも長く一緒に過ごし、そうでない時にも四六時中、居場所がわかるようにしたし、様子を見れるようにしていた。
それでも、まだ私は君を知り尽くしていないようだ。
お守りにしている時計のネジを逆に回す。
時が巻き戻り、彼女と出会う頃になった。
さぁ、また、0から君と始めよう。
2/21/2024, 11:18:06 AM