リル

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信号

 だいたいは危険といったら赤色だ。道路にある信号もそう。渡るのは危険だから絶対に目立つ赤色にする。
 救急車やパトカーも。注意しろ!危険だ!そんなふうにぱっと分かってその場から逃げてしまう。
 赤色は訴える力が強いのか。ふとそんな感じに思う。しかし注意といったら黄色だ。赤色よりかは柔らかいが何か嫌な予感がする。早く逃げろ!そう言っているように感じて仕方がない。
 一方、青色は優しく包み込むような雰囲気で、通っていいよ。と、女神様か何かに囁いてくれているよう。
 この三つの色の対比を改めて考えてみたが、やはり信号にはこの色でないと気持ちが悪い。最初にこれを考えた人凄すぎだろ!って言いたい。

 しかし色とは不思議なもので、場面や状況が変わるとその色が訴えるものも変わってしまう。
 例えば赤色はスポットライトにして照らすと、情熱的な燃え上がるような雰囲気にころっと変わる。
 黄色の服を着ると、めっちゃ目立つがなんか楽しげ。明るい人だと反射的に感じる。
 青色は男性が着ると爽やかなクール系に見えるし、女性が着ると夏にこれ着て海行きましたみたいに思ってしまう。
 何気なく信号を毎日見ているが、もう一度信号に引っかかったらまたじっくり見てみたい。それと、これ作った人やっぱりすごいや。って、思った。

 ただの信号に関する感想でした。

9/6/2025, 12:34:53 AM