せの

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「じゃあね」の一言と眩しい光
アイツは最後までいつも通りの笑顔で、オレの目の前から消えていった
異世界から来たっていう割に帰る時は案外あっけなかったな、なんて思った
好きだとか、行くなとか、なんて言って引き留めようとあんなに心の中で思っていたのに、喉まで出かかった本音を言葉にできないまま見送った自分が最高にダサくて嫌になる
別れってこんなに簡単にできてしまうものなんだと、オレは自嘲気味に笑った
もう二度と味わえない、胸焼けするほど甘い思い出だけを残して

5/19/2026, 1:53:08 PM