風に身をまかせ
■ 小説(ファンタジー、師弟、弟子視点)②
師匠の体は、一向に戻る気配がない。
ポチッてしまった児童服ばかり増えていく。
このままでは、まずい。
「シリアさんに、相談しよう」
風の術師が家(うち)に来た。
シリアさんからの紹介だ。
師匠が、術師が描いた陣の真ん中に立っている。
「そう……そのまま…
足先まで、風に委ねるように…
……心地いいだろう?」
聞いてた通り、変態くさい。
師匠が陣の真ん中で、肩を震わせる。
……きっと吹く風が冷たいからだ。
師匠は竜巻のような風にのみ込まれ、見えなくなる。
しばらくして、風が空へ伸びていく。
うっすら、影が見える。
「――っ、大丈夫ですか、師匠」
風が薄くなって、そのまま空へ消えていく。
師匠の姿が見える。
小さい師匠が、風でボロボロになっている。
「ふむ、効果無しか」
「そうみたいですね」
師匠の眉の溝が、深くなる。
(後書き)
やっぱり天気荒れた(+_+)
5/14/2026, 2:41:52 PM