入道雲(2023.6.30)夏を象徴するようにも思える入道雲だが、実のところ私は然程入道雲を見たことがない。微かな記憶に残る、かつて幼い頃見た入道雲はとても雄大で、自由だった。今、車窓から見える入道雲は、ビル群と電線にがんじがらめになって、ひどく窮屈そうで、記憶の中のそれとは似ても似つかない。私の童心も、あの頃の入道雲とともにどこか遠くへ行ってしまったのだろうか。
6/30/2023, 9:04:01 AM