嗚呼、あなただけは消えないで
全ての人がいなくなってしまった今、みんながいたあの夏に戻りたい
手を伸ばす意味など持っていないことを理解しながら
「夏の匂いがする」
と言った君の横顔をみていた
太陽、向日葵、花火に囲まれながら
ずっと続くと思っていた日々が突如として崩れていき、あんなに暑く続いていた夏ももうすぐ秋になろうとしていた
誰もいないホームで君を探している
ただ、あなたの帰りを待っている
あなたと一緒にどこかへ行けたのなら
恋をしたあの日のように抱き締めたまま
「どこにも行かないで」
と言えたのなら
こんなにも痛いのなら友だちのままでよかったのに
嗚呼、あなただけは消えないで
恋を知らない君へ/NEWS
3/9/2025, 12:06:23 PM