梨
束の間の休日は、心身共に休む事もままならず、ただ時間を無駄に空を見上げている
心は、極寒の冬に投げ出され、辛酸を極め
身は、雷が落ちた倒木の様に、立ち上がる事が出来ない程
日常は、自分の何事にも関係無く、始まっていく
苦しい時を、カレンダーの×印でカウントしても、あと、何枚めくらなければならないだろう
今、この時、文書を考えても、明日のことが上書きされる
ひとときだけの安寧を望んでも、心身共に満たされなかった
せめて、少しだけ、心が満たされて欲しい
春に咲く、梨の花の様に
その花言葉を、僕は欲している
10/14/2025, 10:41:18 AM