mixiをご存知ですか?
ええ、最近始まった新しいmixi2ではなく、もう10年以上前の、足あと機能などが付いた元祖mixiの方でございます。
私が女学生だった時代に始まったそのソォシャルネットワァクサービスは一世を風靡して、私も例に漏れずリア友たちと『マイミク』なる愉快な関係を結び、日々の出来事などを綴り、いいねやコメントを貰っては喜んでおりました。
なにぶん若かりし時代に書いた日記です。エゴや自己顕示欲にまみれた青臭い文章が多かったことでしょう。
若者らしく頭でっかちな恋愛に悩んだ末に、名前を伏せた誰かへの想いなども書き散らした覚えがございます。
今自らの投稿を読んだものなら、私は顔から火をゴジラの如く噴き出すに違いありません。
そんなmixiも時代と共に新しいSNSに押され、段々謎の機能がごちゃごちゃと増えていきました。随分と使いづらくなり、友人たちの投稿も減ってゆくものですから、私もいつしか放置するようになりました。
そして現在に至ります。
そう、私はmixiのアカウントをまだ削除はしていないのです。
更に使っていたメェルアドレスやパスワァドなども記憶の遥か彼方へと置いてきぼりにしてしまい、ログインする術はございません。
あの過去の日記群は、特に彼の人を想って書いたあの投稿は依然としてインタァネットの雲の中にぷかぷかと浮かんだままで、然し見つけることは難しく、まるで隠された手紙のようです。
嗚呼どうか私のマイミクだった皆様におかれましては既にアカウントを削除しておりますように。
万が一見てしまった場合は、何らかの拍子に速やかにその記憶が削除されるに至っておりますように。
そう願ってやまないのです。
2/2/2025, 11:50:30 AM