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目が覚めると

目が覚めると俺は閻魔の前に立っていた。閻魔は言った。「今からわしの質問に正直見答えろ。全て答えられたら現実世界に戻してやろう」その言葉は非常に重く感じた。でも俺は好きな人との結婚式の約束をしている。だからこんなところでくたばるわけにはいかない。そう思っていた。俺は頑張って閻魔の質問を全てクリアした。でも閻魔は嘘つきだった。「お前に褒美をやろう」俺は現実世界に戻れると思い喜んでいたが、閻魔は「舌抜きの褒美をな。」そう言われて俺は早くも舌を抜かれ喋れなくなった。あの日から何年の月日が経っただろうか。俺は今でも閻魔の褒美を受け続けている。拷問という褒美を。

7/10/2024, 11:36:10 AM