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「やらなければならないこと」をやって誰かに感謝されたとき、「私も生きていたらしい」と感じる。
「やりたいこと」を誰のためでもなくただやって、それが偶然誰かの役に立ち感謝されたとき、「ああ生きててよかった」と感じる。
だいたいは前者である。社会の中で生きるって、よっぽど「やらなければならないこと=やりたいこと」な人でなければ、毎日毎日「やらなければならないこと」ばっかやってそれなりに社会貢献して生きてくんだと思う。

ただ自分が好きなだけの物事を、他の誰かに肯定されると嬉しい。とんでもなく嬉しい。こんな嬉しいことが毎日あるとたぶん天まで昇って地上に降りてこられなくなる。それはわりと怖い。だからたまにでいい。

そんな「たまに」のよろこびのために、私は普段使いどころのない「やりたいこと」でもいつも大事に抱えて生きている。

6/10/2024, 12:08:34 PM