花純

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差別が激しくて

虐めも見て見ぬふりをして

耳が痛くなるくらい

いつも騒がしくて

暴言暴力も多くて

言うこと聞かなくちゃ

いけなくて



本当は言いたいことだらけなのに

口出すのは怖い。





狭くて、苦しくて、


そんな世界で、生きてる。








今にも逃げ出したいくらいだったけど

心のどこかで寂しさを感じていて

私には無理だった。



こんな世界でも、幸せを

感じる時がある。






君と過ごす時間全てだ。


でも、君と会える時間は少ない。

周りの大人たちのせいで。



ひたすら大人たちが憎かった


あの大人たちがいなければ、

今も君といれたのかな。




ああ、憎い。憎い。

なんでこんな世界に

生まれたのかな。

自由な世界に生まれたかった。



あの大人たちは

どうせ自己満足なんだ。


子供を叱って

いい気持ちになってるだけ。






なんで、こんな生活を

余儀なくさせられるんだろう。



なんで。なんで。


























怒り狂ってしまいそう。


泣き叫びたい。でもそうしたら

怒られる。居場所がなくなる。

ひとり部屋で声を殺して泣いていた。


もう、生きてるかどうかも

わかんなかった。



今、君はどんなことを思ってるの。

この世界を、どう思ってるの。


君は前、言ったよね。

「生きるのが怖い」って。

そのときはよくわかんなかったけど、

今なら分かる気がする。








ふたりでこの世界から抜け出したい。

















抜け出そうよ。

































私は放課後、君と

人影の少ない路地で待ち合わせした。


路地には、虫がうじゃうじゃいた。

こんな小さな虫たちも、

必死に生きてるんだな。


ぼーっと虫を眺めていたら

君が小走りでやってきた。

黒色のリュックサックを

背中に背負っていた。


君のリュックサック姿を見て

何となく実感が湧いた。

何かが燃え上がっている気がした。


「行こう。」

私は君の手を引っ張っていった。


行こう、と言っても行く場所なんて

決まっていない。



辛かったはずの生活も、

君に会えたら全部なくなったみたいになる。


でもすぐに過酷な生活に戻る。






この世界の”辛さ”を”幸せ”に

変えたいとは思わない。



ただ、君といたい。












そうだ。




この世界から抜け出さなくたって、

いつまでも君といられるならいいんだ。




でも、誰かにみつかったら、

もう二度と会えなくなるかもしれない。




この世界で、誰にも見つからず、

たったふたりで生きていく。






私は足を止めて振り向いた。


そして、笑ってみせた。


それから、君に尋ねた。



「これから、どこに行く?」





























「どこへ行こう」




なんかちょっとしっくりこない
終わり方になってしまいました💦


私もこの文章と
ちょっと似てるとこあるかも。

生きづらい、苦しい、とかは思わないけど
私も人間だから嫌なことも沢山あります。
そんな時、推しを思い出したら
もう全てどうでもよくなります。
はあー幸せ!!!ってなります。笑

100個嫌なことがあったとしても
1秒推しを見ただけで回復する、
そんな人間なんです。笑

推しがいると
人生まじで楽しいですよ。笑































































4/23/2025, 10:47:20 AM