恋物語
昔々、ある所に一人の女の子がいました。
その女の子は他の人とは違っていました。
よくはしゃぎ、よく笑って、よく泣いて、よく怒っていました。
それはそれはら子供らしい女の子でした。
しかし、ある1つの点を除けば…ですが。
その女の子はある女の子ととても仲が良く、
いつも一緒にいました。
それが、間違いだったのかもしれません。
2人の女の子は親友と呼べるほど仲が良く、姉妹のようでした。
傍から見たらですけどね。
その女の子は一人の女の子を”友達として”大好きです。
しかし、一人の女の子はその女の子のことを”女の子として”好きでした。
________ そこだけが他の子とは違った。
しかし、これは報われない思いなのです。
彼女はある女の子が好きでも、その女の子は彼女のことを
一切、意識などしておらず、ただ純粋に友達としてそばに居るだけです。
つまりは、叶わぬ恋なのです。
彼女の心は泣き叫びました。
顔には出してませんが、心は叫んでいます。
親にも相談出来ず、彼女は生きています。
あの女の子の隣で、
ただ、張り裂けそうな心の中で、泣き叫ぶ心の中で、彼女は女の子の”親友として”傍に居ます。
5/19/2023, 3:41:58 AM