夏の花火を嫉ましいと思う自分も
貴方にひどいことをしたあいつも
消したい過去も怖い未来でさえも
全部壊して殺してしまえたらいいのに
きっとそんな行為に意味はない
言葉ではなく力に頼った自分は嫌われてしまう
それでも時折思う
壊すことなんて、殺すことなんて、簡単だから
守り方がわからない
そもそも守られたいなんて思っていないのかもしれない
無力だ
どうしようもなく無力で、脆くて、弱い
血が、止まらない
涙は、ずっと前から止まってくれない
どっちが悪いことなのかはわからない
加減を知らずにいられるほど馬鹿ではないけれど
加減を覚えられるほど利口な人間ではなかったらしい
1/28/2025, 2:34:52 PM