ストック1

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あー、気温だいぶ低いんだろうな
今日はあまりにも寒い
寒さが身に染みて……
とても、とても、とても、気持ちがいい!
体はもうガクガクしてるけど
冬にする格好じゃないけど
それがいい

「修行でもしてんの?」

いやいや、そんなんじゃないよ
ただ、快感を得るためにやってるだけ
この、身の危険を感じる寒さに包まれるのがどうしようもなく好きなんだ

「前から怪しいとは思ってたけど、やっぱり底知れぬバカだったか」

失礼なことを言う
私はバカじゃないよ
バカっていうのは苦しいのに痩せ我慢してやり続ける人間のことだ
私は気持ちのいいことを楽しくやってるだけだからね

「じゃあ異常者だ」

それは否定できない
でもさあ、異常者で言えばあなたも大概なんじゃないかなぁ

「ん~?
私のどこが異常者だって?」

スマホで自分の顔を見てみなさいよ
この状況でするような表情じゃないよ
私をなんつー顔で見てるの?

「ああ、そのことか
そんなに表情に出てた?」

それはもう
キレイなイルミネーションを見るが如き、キラキラした顔だったよ
顔と呆れの言葉がミスマッチすぎるね

「まあね
私は人がダメージ受けてるさまが好きだからね
あなたが苦しそうだったらなおよかったんだけど」

嗜虐的なやつめ
いや、この場合本人は見てるだけで何もしてないから、嗜虐的とは言わないのかな?
どちらにせよ趣味の悪い人だよね
私もよく友達やってるよ

「お互い異常者だから、相性がよくて友達になれたんじゃないの?
私達の友達になろうなんて物好き、他にいないだろうし」

普通の人間は肉体へのダメージを快感とは思わないし、人の苦しむ姿を楽しめないもんね

「そんな相手に心を許せるなんて、私達、最高の友達だよね?」

最高というか、最狂じゃない?

「それはそうだ!」

さて、このままだと寒さの快感から帰ってこられなくなるから、このへんで帰ろうか

「そうだね
私も、このままじゃ本当に嗜虐に目覚めそうだから帰る」

明日はどんな快感を得ようか

「明日はどんな姿で私を楽しませてくれるかな?」

1/11/2026, 10:57:42 AM