異世界崩壊事変ーリンク編ー 第二話:いつか
リンクはシーカーストーンの能力の一つである『マグネキャッチ』で、金属製の本棚をどかした。
すると、通路が隠されていた。
リンク(ここが通路というのが分かるように金属製にしたのか……?)
リンクは警戒しながら手にした松明で照らしながら進んでいく。
通路を抜けると、水の上に木の橋が浮かんでいた。
リンク(船着き場か)
ここから入ることもできたな、と悔やみながら引き返して図書館に戻る。
そして、他にも金属製の本棚をどかしてみる。
リンク(こっちは古代注が出たところ……でこっちは……)
リンクは中を覗いて驚いた。
なぜなら、そこが王の書斎だったからだ。
リンク(こんなところにあるんだな……じゃなくて!さすがに入れん!!)
一応一通り見てみて特に重要そうな物が無かったので、図書館を後にした。
❄︎ ❄︎ ❄︎
リンクは外に出た。
すると、またあのジジジッという音。
リンク「またかよッ!」
リンクは転がるようにしてビームを避けると、本丸へ駆けていく。
しかし、上から朽ちたガーディアンが落ちてきた。
リンク「えっ!?」
ギリギリ止まって直撃を避けるが、あの落下速度と重さの物が当たっていたらと想像するだけで震えた。
その後は慎重に進んでいくが、至る所に砲台型がいて、気が抜けない。しかも砲台型は照準から発射までが早いため、なおさらだ。
砲台型から逃げるため、ドーム状の建物に入る。
リンク「さすがにこの建物を破壊できるとは思えないが……」
すると、リンクの背後で格子状の扉が閉じた。
リンク「!?」
リンクは慌てて開けようとするが、さすがに重すぎる。マグネキャッチも使えない。
閉じ込められたと思ったとき、上から魔物が落ちてきた。
リンク「………」
リンクは目の前の敵を呆然と見上げた。
白髪のたてがみに立派な角、屈強な体。
白髪のライネルである。
正直、ガーディアンよりも戦いたくない相手だ。
しかし、倒さないと出られなさそうだ。
リンク「ッ……」
リンクは白髪のライネルを見据えてマスターソードを抜く。
白髪のライネルの咆哮が響き渡った。
5/17/2026, 11:51:03 AM