えむ

Open App

















※この作品には特殊なものや性的描写が含まれます
※苦手な方は次の作品をお読みください


















「寒いのは嫌いか?」

分厚い雲が太陽光をこれでもかと覆い隠し
午後4時だと言うのに外は夜の如く暗くなり始めていた
そんな中で“雲類鷲 雫(うるわし しずく)”という名の女子が“湖登波 陽彗(ことは ひせ)”という名の男子に問いかける

「嫌いじゃないよ?」
「そうか。」

その問に対して嘘でも“YES”と答えるべきだった
雫は先程までは儚げな横顔を見せながら自室の窓の外、遠くを見つめていたというのに
ゆるゆるふわふわのくせっ毛とハートを象ったようなアホ毛を揺らして陽彗に視線を向けてニヤリと笑った
黒くて大きな瞳がふっくらとした涙袋と二重線の入った瞼で細められて
長い睫毛がただでさえ少ないハイライトを影で隠し更に怪しさを増している
雫の艶のある黒髪と正反対の白髪を緩く結ぶ陽彗は嫌な予感が顎を擽るように忍び寄るのを感じた

……

「流石に寒いよ?」
「嫌いじゃないなら良いんだよ。」

分厚い雲からチラチラと雪が降り始めて数時間…靴底からムギュっという音を鳴らしながら日にちが変わるか否かの時刻を雫と陽彗は楽しげに散歩する

「普通に風邪引くって…。」
「風邪で休むくらいじゃ騒ぎにならんさ。」

主に楽しげなのは雫だ
少々特殊な形の厚手の黒タイツ
裾にふわふわとしたファーが付いた白いロングスカート
ケープ付きの黒い上着は白銀に近づく世界に合わせたかのような銀のボタンが規則正しく横並びで2つ、縦並びに3つ、合計6つ
モコモコの長いマフラーをもふっと首に巻いて足元は黒いロングブーツ

「そういう意味じゃなくて…なんでこういうの持ってるの?」

対して陽彗の服装は不憫と脳裏に浮かべて構わない
白い髪がよく映える黒いロングコート
……
のみだ

いや、“のみ”と使用するには些か語弊が含まれる
詳しく言うのなら雫の家に遊びに来た時に履いてた黒い無地の靴下とフェイクレザーを使用したスマートカジュアルなデザインの黒い靴

ワンコーデというものの説明をするのならコレだけである

雫は黒い上着の下に厚手のタイトセーターを着ているにも関わらず
陽彗のコートの下は何も着ていない
また語弊が失礼した
着させて貰えなかった

「コートは私を作った精子側から拝借した。」
「父親の呼び方改めた方が良いよ。」
「それともこちらの方が気になるかな?」

雫は自分が両親の事を“卵子側”と“精子側”…なんて呼んでる
人様に聞かれたら一度は聞き返してしまうような呼称は何度耳に入れても馴染まないもの
だがそんなものよりも陽彗が目に映るのは手綱だ
持ちやすいように握る部分はしっかりと柔らかな布で構築されてるというのにそこから垂れる銀色の鎖は重力に従い
そして逆らうように陽彗の首に繋がってる

コレが“野外露出プレイwithお散歩コース”というやつらしい

意味がわからない

「首輪もそうだけど人の目が1番気になるかな…。」
「そういう忠犬くんの為に泣く泣くこの時間にしたんだ。我ながら随分譲歩した方だと自画自賛してしまう。」
「100歩譲る気持ちで来て欲しかったよ。」
「譲っただろう?」

……

雫が思い立ったのは午後4時
陽彗が本音という回答が誤ちだったと気付いたのはそこから数分後の話である
ジャラリと音を立てて首輪を出された時は145cmの雫を前に30cmは視点が上の陽彗が部屋の隅に追い詰められ縮こまる自体になった

『陽彗、お散歩しよう。』

綺麗で整った顔で、とてつもなく良い笑顔で放たれた言葉に体質上色白な肌から血の気が引いて青ざめる感覚を覚えた
ただ体が朽ち果てる“死”ではない
目の前にあるのは生き地獄になるであろう“社会的な死”だ

『待って、俺マフラー持ってないから。』
『そんなもの必要ない。』
『パッと見て分かる変質者になるよ?良いの?』
『卵子側と精子側も常時不在、学業もある手前ペットを飼った事が無かったんだ。』
『質問の答えになってないよ?』
『愛玩動物(ペット)と散歩はしてみたいものなんだよ。理想は叶えてなんぼだ。』
『人間をペット扱いしてる時点で変質者の代表だよ…。』
『さ、行こう。』
『ま、待って…。』
『散歩より芸を覚える方が好きならそう言ってもらっても構わない。』

笑顔で対人間用の、“そういうプレイ”用の本格的な首輪を握る雫の“芸”という言葉があまりにも想像出来なくて必死に妥協に妥協を重ねる話し合いが行われた
いや、話し合いと表現するのも間違いだ
己の欲に全てを全振りした雫の要求を陽彗が懸命に引き伸ばしただけの時間稼ぎに過ぎない

……

《せめて人目の少ない時間が良い》
《愛玩動物の個体性質に合わない空間に放り出さないで欲しい》

唯一通った陽彗の要求は“《》”で示したものだけだ
もう陽彗は自ら自分を“ペット”として認識した上で説得していた
なんかもうそうしないとコートや靴は愚か靴下すら履かせて貰えなかったかもしれないからだ

「雫の100歩の価値観が俺と違いすぎるよ…。」
「人の価値観は千差万別だ。誰しもが己と同じ価値観だと思うと、こうして足元を掬われるぞ?」

今にも鼻歌を歌いスキップしそうなくらい上機嫌な声色でジャラジャラと鎖を揺らす雫からは説得力しか感じない
価値観の違いと立場の違いを脳でも目でも理解できる

「本来あの場で逃げ出して“私(変人)と関わらない”って選択肢もあったんだ。ソレを自ら手放してたのは紛れもなく陽彗自身、そうだろう?」

更に追撃を喰らえばぐうの音も出てこない
本来は自分よりも小さくか弱い雫を押し退けて逃げる事だって陽彗には出来た
出来たのだ
それと同時に出来なかったのだ

「コレが“私(変人)と生きていく”という選択をした者の末路だ。嫌なら今から服を取りに家に帰っても良い、私は“来る者拒まず去るもの追わず”をモットーに生きてるからな。」

その言葉を聞いた途端、陽彗は反射的に雫の上着のケープを優しくキュッと握った
陽彗の視界に映るのは自分よりも小さくか弱い同年代の女子の服を割れ物でも扱うかのようにか弱く握る…関節部分が血色を帯びた男の手だった

「そんなに私から離れるのが怖いのか?」

雫はそんな陽彗の為に立ち止まり
己の持っていた手綱をグイッと引いた
身長差も相まってグンッと音を立てて頭が持っていかれる
強く響いたジャラリという音が鼓膜を揺らし首がギュッと瞬間的に締め付けられる
その直後に雫の胸にもふっと顔を埋めた

「可愛い忠犬め。こんなド変態極まりない人間の愛が欲しいほどに飢えてたのか?」

厚めの上着やセーターの生地を貫通する雫の高い体温と女性の柔らかさ
カクンと折れる膝が日本特有の湿った雪に付き、ロングコートが濡れていく
なのにすぐ立ち上がる事もせずに陽彗は雫を抱き締めた
豊満な胸とは裏腹に細くて簡単に折れてしまいそうな腰周りに程よく筋肉がついた腕が絡む

「…行かないで……。」

小さく小さく陽彗は絞り出した
それはもう小さな声だ

「陽彗は“良い子”と称される部類の人間だ。」
「…いらない……。」
「陽彗の親も陽彗の事を自慢に思ってる、陽彗は友達だって大勢だ、教師からの信頼も厚く成績も優秀の優等生。」
「…そんなのいらない…。」
「そんな陽彗がどうして“親にも見てもらえず友達も作らず教師の期待を裏切る欠陥品(私)”に…」
「そんなの要らない!」

陽彗は何も知らなかった

“良い子”で居るのが当たり前だと思ってた

親が自慢げに自分の話をして周りから羨ましがられる地位に恍惚とした表情を浮かべてたのも

女友達が自分を顔や態度や将来の可能性で計ってあわよくば手にしたいと目をギラつかせてたのも

男友達が自分を恋のキューピットと称して意中の子の傷心を舐めて己の物にしたと団欒してたのも

先生が手のかからない良い子ですとニコニコと会話してまた問題児と同じクラスにして負担を減らす手段にしようとしてたのも

全部陽彗なのに“陽彗”じゃなかった

「…“悪い子”でいい…。」
「“良い子”の方が都合が良い。」
「じゃあ雫にだけ都合が良い俺がいい。」

それに1番早く気付いたのは当時名前しか知らなかった“雲類鷲 雫”だ
陽彗が当たり前だと思い込んでた全てを壊して壊して壊して
違う世界を見せて選択肢というものを広げてくれたのが雫だ

『当たり前が当たり前じゃない、だから人類は発展した。』

そう言って陽彗の世界を、視野を、選択を
広げるだけ広げて背を向ける雫
今まで“良い子”というレールの上を歩く自分を前に雫は常に“選択肢”を与えた
雑に言うのなら《“やる”か“やらない”か》
初めて自分にも様々な“やる”と“やらない”が存在する事に気付いた
“全てやる”が“良い子”だったから

「雫が望むなら悪い子でも良い子でも良い。」

更に追記するのなら雫は選択肢を出す前に必ず“陽彗本人の気持ち”を確認する
陽彗が“嫌い”とか“嫌だ”と言えば“同じ質問を繰り返さない”
そこからは流されるように雫の要求が出され
陽彗は戸惑いはするも何でもした
そこには“陽彗だから”ではなく“雫本人がやりたい”のだと分かるから
裏を返せば雫は陽彗じゃなくても構わないのだ
雫がやりたい事が出来るのなら誰でも良いのだ
つまり“良い子”を取り繕う必要も無ければ
100点満点なんて出さなくて良い
こうして情けなく縋り付いても良い
こうして胸に顔を埋めて甘えても良い

「クハハッ“悪い子”だな。」

耳も鼻も頬も赤くした顔で女々しくポロポロと大粒の涙を零しても良い
陽彗の耳を覆うように雫の暖かい手が添えられ顔を上げさせられる
そして表面が冷たい唇と暖かくて柔らかい唇が触れ合う

「陽彗、私は“悪い子”だ。」
「…知ってるよ。」
「それに着いてくるお前も“悪い子”だ。」

雫はそう言って柔らかな白髪を撫でた
陽彗は心底嬉しかった
どれほど“良い子”と言われてきてもこんなに嬉しく思う事は無い
あまりにも心地好くて嬉しくて仕方なくて
ソレが言葉よりも体に出てしまうのが少々悔しくなる

「ココでは出来ないな。」

下着もボトムスも着用してないならテントなんて簡単に張れる
ソレがスカート越しに柔らかな太腿に当たれば言わずもがなバレるものだ

「おいで、近くに公園がある。少し寂れてはいるが寧ろ助かるだろ?」

雫の言葉にコクリと頷いてから立ち上がってお散歩に戻る
今さっきと違うのは雫の手には手綱が、陽彗の手には雫のアウターのケープがチョンっと摘まれてるところ
人通りの少ない道を通って錆びた遊具にまみれた公園に行き着く

真ん中にある所々錆びた複合型遊具、端に添えられた鉄棒とブランコ
あと薄暗い講習用トイレ

「さ、どれがいい?」
「どれって…?」
「選択肢は4つだ。好きなのを選べ。」

なんか雫の言いたい事がわかった気がする
この雑草が生えまくった寂れた公園は見てわかるように手入れがされてない
ソレを踏まえた上で公衆トイレでバレずに発散するか
雫の目線の高さに近い鉄棒を彼女に握らせて発散するか
…ブランコは想像出来ないが

「じゃあアレ。」
「わかった。」

陽彗が指し示すは複合型遊具だ
ジャラリジャラリと鳴る鎖の音
ムギュっギュッと鳴る足音
雫が滑らないように登るのをサポートしながら複合型遊具に登って
今度は愛玩動物がこっちこっちと言うように複合型遊具の上を軽く歩く
そしてトンネルのように設置されたドラム缶の前に来た

「雪も積もってないし公衆トイレよりは綺麗だよ。」
「ふむ、スリルは60点だが音が響くという点では少し面白いな。」

そう言って雫は鎖を肩に乗せるようにして屈みドラム缶の中に入っていく
勿論繋がった陽彗も入らなきゃいけない

「意外と中は広いんだな。」
「俺に取っては少し狭いかな。」
「ふん、まぁ高い低いよりこちらの処理の方だな。」
「ぁッ///」

雫は意外と強気で無敵な人に見えるが身長に対しては軽くコンプレックスを抱いてる
《小さいけど態度と胸がデカい女》
男子の中では名前すらも覚えて貰えずにそう呼ばれていた
だがコンプレックスを軽く刺激されたからと言って怒るような人ではない
少しばかりムッとはするが今ではコート越しに膨らんだ陽彗の先端を擽るように指の腹で優しく触り擽ってくる
そして空いた手で器用に首輪から鎖を外した

「忠犬くん、ドッグランでは“お友達”と遊ぶらしいね。」
「違うよ、雫。」
「ほう?」
「“友達”じゃなくて“好きな相手”だよ、あと俺は遊びじゃなくて真剣。」
「クハハッ、確かにソレもそうか。」

雫は上着の小さなポケットから“はい”とゴムを一つ陽彗に手渡して、ケープを外してクッション代わりにしてから鎖と手綱をそこに置いた
そして胸膝位の体制に入っては長いロングスカートを捲る
そこには恥部を良い感じに隠すふわふわの尻尾がある
“そういうプレイ”用の尻尾の付け方は後ろの穴を使用するやつ
最初は陽彗が付けられそうになったが裸コートで構わないからソレはいつかにしてくれと頼みに頼んだ結果何故か雫がつけている
まぁソレが見えるという事はつまり…お尻や恥部といった本来下着で守らなきゃいけない部分を雫は露出させながら歩いてた訳だ
特徴的な厚手のタイツは“股空きタイツ”というもの

「忠犬くんは“好きな相手”とやらに優しくするタイプかな?それとも…“真剣”にヤるタイプか?」
「それは雫が自分の部屋で考えてよ。」
「答えを焦らすタイプは嫌いじゃない。」

コートのボタンを軽く外して陽彗はそそり立つ肉棒を顕にし、コンドームを装着した
そして頭がゴインとドラム缶にぶつからないように雫にマウンティング
自分より小さな手や背中、細い腕や腰、脇腹からむにぃっと溢れた胸の肉
柔らかな髪に顔を寄せて0距離で甘いシャンプーの香りを堪能しながら重力に従う尻尾を雫の腰に乗せる
そして先端をぷにぷにの大陰唇に押し当てて筋をクニクニと押しながら撫でた

「…濡れてる。」
「わん。」
「え、そこから?」

くちゅ…と優しくなる水音がドラム缶に響いた感想を零したらとてつもなく可愛らしい声で鳴かれた
もしかして自分達とてつもなく高度なプレイをしてないか?と陽彗は思った
だが少しだけ上体を上げてスリスリと顔を擦り寄らせて“クーン”とわざとらしく鳴く雫を前にするとぶっちゃけ凄く興奮する
ぷにぷにの大陰唇を押し退けて
濡れた小陰唇を軽く腰を揺らして左右に分けて
1番濡れて濡れてたまらない膣口に挿入した

「んッ…ンゎん…ッ♡」

狭い膣内にも関わらずキュンキュンと膣肉は締め付ける
フッフッフッと荒い息を雫に押し付けるように抱き締めて上半身を押し潰しながら腰を振った
最初は水音だけを響かせるゆっくりとしたピストンだったがGスポットと真反対の位置の膣肉の盛り上がりに興奮が止まらなくて肌を打ち付ける音も響かせる

「ぁんッンきゅッ♡ゎうぅッ♡♡」

いつもの喘ぎ声とは違い犬のように鳴きながら艶声をドラム缶内に響かせる雫
陽彗はいけない扉が開いてしまいそうだったから抱きしめる腕をズラし大きな手で口を塞いだ
柔らかな頬と唇の感触と声を出す事で感じる振動
それよりもGスポットを押し潰し
奥に先端を届かせる度に吸い付く子宮口に潜らんとばかりに押し上げる
2人の荒い息と肌の音と水音が響くだけの暗い空間で犬みたいな性交をする
好きな相手が逃げないように必死に押さえ付けて押し潰して苦しそうな息が手にぶつかっても気にせずうねる膣肉を掻き分けて大事な臓器に濃厚なキスを落とす落とす

「ん"ッ♡〜ッッ♡♡」

膣肉がキューッと締め付けビクビクと跳ね、ビチャチャッという音がドラム缶内に響く
その意味を理解してるのに理性が働いてくれなくて腰が止まらない
口を抑える手に唾液が絡むのが分かる
“ごめん”とでも言うように雫の頭に頬を擦り寄せて何度もキスした
だからと言って陽彗は腰を止めるつもりはサラサラ無いらしい

……

「ン"ッう"ッーッ"♡ん"ッ〜ッッ♡♡」

何度も何度もギューっと膣肉が締め付けられる度にタイツもコートもスカートも濡れる
狭い空間のせいで体制を変える事も許されず
抑え付けられてるせいで身を捩る事も許されず
ただただ快感を与えに与えられた聡明な脳みそは膣内と同様に蕩けてる
陽彗が遅漏というよりか雫が敏感で絶頂しやすいのが正解なんだが
流石に絶頂したばかりの体に追い打ちを続けまくる陽彗も陽彗

「…ッ…ィくッ。」

端的にソレだけ伝えてから下半身を押し付け
別に子宮内に出せる訳でも無いのに最奥で種付けするように射精する
尿道を押し広げるくらい濃い精液がゴムを伸ばしていく

「しずッ…今ッだめッ…///」

陽彗は自分が吐精したと同時に締め付ける膣肉に肩を跳ねさせた
男も女も達した時が1番敏感なのは知ってる
知ってるけど搾り取られるような感覚でうねり締め付けられたら止まるものも止まらない
たっぷりと出し切ってから雫の口元から手を離す
濡れた掌から銀糸が伸びて雫が大きく息を吸って吐いてを繰り返す

「…ぉい…。」
「…苦しかった…?」
「そっちじゃない。」
「…ぇっと…。」
「…なぜ私だけワンコロしてお前は普通に人語を喋るんだ?」
「そっち?」

ぷいっとそっぽ向いてしまう雫が可愛くて唾液まみれじゃない方の手でよしよし頭を撫でてから抜こうと陽彗が上体をあげた時

ゴインッ

良い音がドラム缶内に響いた
思いっきり後頭部をぶつけた陽彗は声にならない声を出しながら痛みに耐える

「……クハハハハッワンコロしないからだ、バチが当たってやがる。」

ケラケラと笑う雫にムッとして腰に乗せられた尻尾を濡れてる手で掴んで軽く引っ張ってやった

「ン"ア"ッ!?♡♡」

少しばかり盛り上がる肛門から尻尾が抜けないようにクイックイッと引っ張って弄ぶ

「今度は俺がリード引いてあげようか?雫はスカート脱いでさ。」
「ンッ♡ぅッ♡ぬけるッだろッ♡♡」
「じゃあ抱っこしてあげるよ。」
「ン"ッぉ"ッぉまえッちょうしにッッ♡♡」

ちゅぽんっと音を立てて肛門からビーズ一つ分を抜いてやる
ビクビクと膣肉が跳ねて“/╲︿_ღ__/╲_ッッ♡♡♡”などというソレはもう声にならない声を響かせる

「じゃ、雫。家に帰ろっか♡」

今手綱を握ってるのは雫ではない
陽彗は手を伸ばして鎖だけを回収してから膣内から肉棒を引き抜く
たぷんっと膨らんだゴムを上手く脱いで縛って…なんか公園に捨てるのは忍びないから顔も知らない雫のお父さんに謝罪しながらポケットにしまった

ドラム缶から出て這いずるように言う事の聞かない下半身を持ってしまった雫をズルリと抜くように抱き上げる
そして脱がしはしないけどスカートを託しあげた状態でお姫様抱っこ
つまりは垂れる尻尾を見せびらかすように雫の家に向かった

「温度差凄くて寒いね。」
「…私は…熱い…。」
「体温高いからね。」
「…もっとゆっくり歩いてくれないか?揺れる。」
「尻尾が?」
「そうだ。」
「もう1個抜いてみる?」
「ココでか?」

雪が積もり凍えそうな寒空の下
きっと日付も変わった時間帯
誰の目にも触れずに2人は親の居ない雫の家に戻った
ベッドの上で尻尾を外した後の雫の姿に興奮して第2Rが始まった事に関しては言うまでもない
2人共14歳とまだまだ若いのだ



お題:凍える朝

〜あとがき〜
凍える朝は対義語である熱い夜で相殺します
お題に抗うのもこのアプリの面白い所

自分の作品と自創作子でありながら随分とまぁ特殊極まりないプレイをしてますね…

という事はさておき
陽彗という自創作子は本来は男性なんですけど私の趣味で女体化させて遊んだりしてる為
このアプリ内では“女性の陽彗”と“男性の陽彗”が混在してると思います
なので改めてココで言わせて頂くと“男性の陽彗が本軸であり女性の陽彗はif”です

という事で皆様凍える朝も夜も続いていきますしまだ始まったばかりですが
風邪をひかないようお気をつけください

11/2/2025, 8:07:22 AM