お題と関係なし
ひとりごと。
私の祖父の叔父にあたる人は、プロレタリア文学の作家だった。明治に生きて、苦難の人生の末死んだ。綺麗事だけではない、低賃金労働者の話をいくつも書いていた。ただ、その中で力強く生きている描写は、何度見ても勇気づけられる、そういった感動があった。人の苦難に向き合いながら、その苦難をありのままでいて、苦難のままで終わらせていないことに魅力がある。
少し話がずれるが、
わたしは弱者に寄り添うという言葉が、どうしても好きになれない。
一度とある人と話した時に、「僕は弱者に寄り添う仕事がしたくて」と言われたことがある。
この言葉、嫌悪感と同時にかなり違和感を感じる。立場の強さ弱さはもちろん存在するのはわかっている。が、それをわざわざ恥ずかしげもなく口に出す人は、何を考えているのだろう。弱者という対象は、対象を示しているようで示していない。その人の裏に隠れた、強者と弱者という2択の偏った価値観が透けて見える。社会的な弱者とは、何を指し、何を持って寄り添って救うのか、そういう人には全く見えてこない。
怒りの感情のまま書いてたら、結局何が書きたかったのか忘れた。
まぁ、私も偉そうなこと言えないし、
言葉は違えど行動してることが素晴らしいことだな。
悲しいかな、私には創造性も文章力もないけれど、
今生きてる現実がたとえ暗くても、その中で明るい気持ちでいられるような、視点と強さが言葉に滲み出るようになりたい。何もできない自分は、何にもできないなりに、今日精一杯いきていこう。
自分の何処かと繋がっている心の澱みに触れて、怒って、相手を責めて、自分を責めて、勝手に涙が出てくる。そんな日。
2/10/2025, 5:12:25 PM