「それでいい。」
二次創作/BL/五悠
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
日が差し込んで部屋が暖かい。
二度寝したい気持ちをぐっと抑えて起き上がる。
時間は 朝の7時ちょうど。
体温で心地良くなっている布団から出ると、まだ少し冷える空気に肌が鳥肌たった。
隣にいる愛しい人はまだ夢の中だ。
そーっと起こさないようにベッドルームを出た。
洗面所に向かいながら、今日はどう過ごそうか考える。
何せ、二人揃って久しぶりの休みだ。
自分用の甘い歯磨き粉をつけて歯を磨き、次は肌を整える。
愛しい人にはいつでもかっこいいところを見せたいから。
情けないところも見せまくってしまっているが、やっぱり男たるもの、好きな子にはかっこいい自分でいたい。
肌ケアを終え、髪まで整えるとキッチンへ向かった。
うちのキッチンは愛しい人こだわりの部分。
アイランド式でオーブンは大きめ。水栓はタッチレスのスタイリッシュかつ使いやすいもの。家電は機能性重視。背の高い僕でも使いやすいように、換気扇は通常よりも高め。
お陰で普通の人よりも身長がある僕でも使いやすい。
今日は朝ごはん何にしようかな。
パンがいいな。カフェオレを淹れてゆっくり食べよう。
二人とも朝からでもよく食べる方だから、サラダもつけようか。
スープもいいな。
色々考えながらテキパキ準備を進めていく。
最近お気に入りのチョコが入ったモチモチのパン。
パンは後で食べる直前に温めよう。
サラダはシンプルにレタスとトマトで。
洗い物が少なくなるようにワンプレートにしよう。
あ、ヨーグルトがそろそろやばいな。カップのままでいいか。
カフェオレは確か、牛乳で割るタイプが冷蔵庫にあったはず。二人とも苦いのは苦手だから牛乳たっぷりのカフェオレだ。割合は原液2割、牛乳8割で、愛しい人はいつも「コレ、カフェオレっていうかほぼ牛乳だよね、」と言うがいつも美味しそうに飲んでくれる。
原液がなくなりそうになるといつも買い足してくれているところがかわいい。
洗濯が溜まっているから、それが終わったら何をしよう。
今日は本当に天気が良いから、散歩でもいい。
最近できたカフェが桜スイーツを出しているからそこに行ってみてもいいな。
春は好きだ。愛しい人の優しい色が街に溢れて、嫌な仕事のときでもその色が目に入ると気分が上がる。
愛しい人のかわいいところを思い出しつつ、あらかた朝ごはんの準備が終わった。
そろそろ眠り姫を迎えにいかないと。
ベットルームに着くと愛しい人はまだスヤスヤと寝ている。
近づく前にカーテンをそっと開ける。
あまり音を立てないように開けたつもりだったが、シャッと鳴ってしまった。
その音に愛しい人は少しだけ身じろぎをした。
そっと近づいて、この世で一等愛しい人の名前を呼ぶ。
「ゆうじ。起きて。朝ごはん食べよう。」
こんな声が自分に出せたのかと思うくらいの甘い声が出た。学生時代の自分が見れば、舌を出しそうだなと思いつつ、仕方ないとも思う。だってかわいい。この上なく。
桜色の髪の色も。今は目蓋の下に隠れてる蜂蜜色の目の色も、すこしよだれを垂らしている寝顔も何もかも。
こんもりとなった布団の上から抱きつく。
あったかい。生きてる。かわいい。愛しい。大好き。
このまま過ごしたいけど、心を鬼にしてもう一度声をかける。
「ゆーうーじ。ゆじ。おーきーて。朝ごはんできてるよ」
「、、ん。ん〜〜。」
布団の中でモゾモゾしてる。かわいい。そろそろかな。
「ゆーうじ!ゆーじのさとるくんがきましたよ〜!
朝ごはんたーべよ!」
抱きついたまま起こすように左右に体を揺する。
「んん“〜〜、、、、。ぉあよ、、」
お、さすがに起きたみたい。
「うん。おはよ、悠仁。今日もかわいいね」
蜂蜜色が見えたのが嬉しくてちゅっと悠仁のほっぺにキスをした。
まだ悠仁はポヤポヤしてる。かわいい。
僕のゆうじ。かわいい。
ちゅ。ちゅっちゅっちゅ
愛しさが溢れて顔中にキスをする。
んふ。むずがってる悠仁かわいい。
「、ん。おはよ、さとるさん、良い匂いすんね。
朝ごはん作ってくれたん?」
起き上がった悠仁は僕に抱きついてグリグリと顔を押し付けながらそう言った。
胸が幸せできゅ〜っとしながら僕も悠仁を抱きしめる。
やっぱり布団越しよりも直接抱きしめるのが1番だな。
僕の腕にすっぽりシンデレラフィットだ。
「そうだよ。張り切って用意したから、一緒に食べよう」
「ん。」
完全に目が覚めた悠仁と手を繋いで部屋を出た。
ああ、かわいい。大好き。今日もいい日になりそうだ。
さあ、今日はどうしようか。
4/5/2026, 12:26:59 AM