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好きだから、大事にしたい。
そう微笑んでくれた君は、私を捨てた。
君を愛していたのに。一緒に住んでいた家から君の物が消え去った時の辛さは知らないのだろう。
夢にも出て来たのだ。ぼんやりとしか写らない君は私に『きらいだ』と吐いた。
何度朝に泣いたことだろう。一人じゃ広すぎるベッドも未だに捨てられない。君が帰ってくる事を期待しているのだから。
なんで何も言ってくれなかったの?どこに行ったの?

幻のように消えてった君は私をだめにしてしまった。もうずっと外に出ていない。カーテンも開けることができない。
太陽みたいな明るい声を思い出してしまうのだから。

『大事にしたい』

9/21/2022, 8:39:03 AM