ミヤ

Open App

"閉ざされた日記"

きっと、望まれていなかった。
それでも、と夢想したことはあった。

祖母の手によって時間経過を感じさせないように保たれていた彼女の部屋。
机の引き出しの、隠しの底に押し込められていた小さなノートを見るまでは。

紙面には、滲んだインクで
どうしよう、と。
彼女の可能性が閉ざされた日が、記されていた。

1/18/2026, 4:00:59 PM