Mirei

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題【大事にしたい】

昨日の続き❤️
「ひなたくんやばそう!」

クラスの男子A「なんか今日のひなた、可愛い…」
クラスの男子B「超分かる!なんかいつもの葵ちゃん?みたいだよな。」
クラスの男子A「そうそう。」
「だって、私、ー葵ーだもん!?」
クラスの男子A「ひなた!おっはよ!」
「えっ!?あっ、その。」
肩組まれちゃった!?どうしよ。
男の子の顔が近くて…カァ~///!!
待って待って待って!?
「その、顔が、近い、です。」
クラスの男子B「なんでカタコト言葉なん?ってか、ひなたは俺にたいしてそんな言葉使ったことないじゃん?」
「あっ、やば!?」
クラスの男子B「朝から思ってたけど、お前葵?」
「えっ、葵と男子Bが仲良くしてる!?」
嫌だ~!!葵~!!
「葵じゃな、い。」
私、嘘がつけない!?おおごとになっちゃう!!
誰か、助けて。
「おい、あおっ、ひなたくんに何するの?」
クラスの男子A「えっ、おい、って?なんか今日の二人、おかしいよ?」
「そうかな?」
「まぁ、いいから!ね❤️」
クラスの男子A「可愛い!?」
「またね❤️」
クラスの男子B「じゃあね。葵ちゃん❤️」

「葵はいつもあんな感じなのか?」
「俺が乙女でみられることないからさ。不思議!」
クラスの男子A「いまさ、葵ちゃん、俺って言った!?」
ザワザワ。
「ひなたくん!?言葉気を付けてって!」
「ごめん葵!えっと、俺って言うの不思議な感じだな❤️ゲームでも難しい❤️」
「えっ?何を言ってるの!?」
クラスの男子B「なんだ~。そうゆうことか?」
「つ、通じた!?どうして?」
私、そんなこと言わないよ!
「あはは~。」
「いい加減もとの体に戻りたいよ。」
「だね。同性では当たり前なことも、男女だと緊張、ってレベルじゃない(笑)」
「そうだね~。」
「帰ろっか。」
「うん!」
「あー、疲れた!スカート気持ち悪い。」
「だから、足をひろげないでって!」
「あっ、ごめんって!」
「もう、だから…。」
どうしたらもとの体に戻れるのかな。
「…い、…おい!」
「ん?」
「葵!前!!」
「何?あっ!」
トラック、目の前に!?
避けたいのに、足が、動かない。どうしよ!
キ、キー!!
ドンッ!ゴツン!
「キャー!?」
「大丈夫か!?おい!」
「い、痛い。」
「あっ。葵、大丈夫?」
「守ってくれたの!?」
「当たり前じゃん!彼女が引かれるところだったじゃん。」
「ありがとうね。っていうか、私達、戻ってる!」
「ほんとだ!?」
「たぶん、私を守ってくれた時に、車に当たって、私とひなたくんが頭を打ったから、かな?」
「ありがとうね。本当に、ありがとう❤️」

そのときに見せてくれた、君の笑顔。
たまらなく、可愛くて、僕の手で、守りたいと思った。
葵の笑顔は、俺の、一番大事にしたいものだ。

9/20/2024, 12:01:28 PM