初冬の風の無いよく晴れた日の午後。川沿いの道を下流に向かって車を走らせていた時、不思議な光景を目にした。
収穫の終わった道沿いの田んぼでは、農夫が藁や枯れ草を集めて燃やしていた。
風が無いので煙は空高く昇っていくだろうと思ったら、そうではなかった。もうもうと上がった煙は、吸い寄せられるように川へと流れ、下流へ向かって川の形に遠く彼方まで厚い帯状に伸びていた。六十余年生きてきて初めて見る光景だった。
温度差によるものなのだろうか、川の上には常に気流があるのだろうか。気象に詳しい人に会う機会があったら尋ねてみたい。
確かめようが無いけれど、僕の見たちょっと不思議な光景は、この説明で読んだ方に伝わってるのかな?上手く伝えられてない気がする。
やっぱり文章で伝えるって難しい。
#冬晴れ
1/6/2025, 1:58:33 AM