シャボン玉がすき。
昔あの子とやった時から大好きなの。
透明なのにどこか虹色に光って。
キラキラして、ふわふわ飛んで。
触ったらパッと消えて。
シャボン玉を隣で吹くあの子が儚くて。
シャボン玉みたいにパッと消えてしまいそうで
慌てて手を掴んだ。
そしたらあの子はなにもかもわかってるみたいに
ふわっと笑って、
「どこにもいかないよ。そばにいる。」
って僕に言う。
ほんとうにあの子には敵わないなとつくづく思った。
僕はあの子がいないと生きていけないんだ。
あの子も僕がいないと生きていけない。
離れるなんて許さない。
僕達はずっと一緒だ。二人でひとつ。
離さない。永遠に離すものか。
5/22/2024, 8:01:28 AM