野良猫

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白い手袋が暗闇でタクトを振る

街を埋め尽くす無数の淡い灯火たちを眺めて

星屑のレールを列車は駆け抜ける


「この旅を君と一緒に」


願いは一筋の流れ星に乗せて

深い紺色のビロードの海と

辺りを照らす夜光蝶の鱗粉と

低く響く空飛ぶ鯨の鳴き声と


この夜の奇跡を映す君の瞳は金色のビー玉のようで

どんな宝石でも敵わない

この光景を 僕は一生忘れないだろう

1/21/2024, 12:16:24 PM