“またいつか”が、絶対来るとは限らないって最近痛いほど痛感した。普通にこれからも一緒に生活してくんだろうなって思いもしないぐらい当たり前の日常が、簡単に崩れ落ちてあっという間に兄はいなくなった。
私を呼ぶ声が聞こえない。私が呼んでも返事がない。当たり前にまた映画行こうねって、いつ行けるかなって考えて。帰ってきたら唐揚げにしようねって、いっぱい食べれるよって話してたのに。同じ推しの話をして、こんなストーリー良かったよねって、このグッズ欲しいんだよねって、家族の中で一番好みが合う人だったからいっぱい話したしこれからも話すつもりだった。
帰ってきたらこれあげようって、喜ぶかなって。喜ぶ顔まで想像してたのになぁ……意識がなくなったきり起きずにそのまま逝ってしまった。“また”、“また”って言ってさ、それが本当に来るかなんてわかんないんだね。
そんな気持ちわかったこともなかった。
最近は忙しくて兄のことを考えると足が完全に止まってしまうから。とりあえず現実逃避しないと生きていけない。受け止めようと、その事実を理解しようとすると心の軋む音がする。まぁまだこのままでいっかって思う。
みなさん、生きてる間にいっぱい伝えといたほうがいいですよ。逝ってしまったらもう。何も伝えられない。
7/22/2025, 2:55:25 PM