教師「お母さん。お母さん。」
母「タカシ、がんばって、いけるわよ」
タカシ「はい、先生分かりました。答えはx=2ですね?」
教師「はい正解。うん、で、お母さん。」
母「やったわね!タカシ!やっぱり父さんに似て頭がいいわ!タカシ!すごいわ!タカシ!」
教師「お母さん。お母さん。」
タカシ「先生、僕もう理解しちゃったので教科書次のページ進んでいいですか?」
母「キャー!タカシったら!他の生徒全員片っ端から差をつける気ね!どんどんやっちゃって!1馬身差よ!1馬身差!」
教師「あ、うん。それじゃあみんな次のページいこうか」
母「ちょっと何よ!タカシがせっかく差を付けようとしてるじゃない!タカシの1馬身差記念日になりそうだったのに!何邪魔してんのよ!」
教師「お母さん。お母さん。まずね、あなただいぶ間違えてます」
母「間違えてるって何よ!あ、タカシ、ここ間違えてるわ、ここは掛けないのよ。そう。」
教師「お母さん。まずね、授業参観っていうのは親御さんは普通教室の後ろの方に立っていらっしゃるもんなんですよ。席の隣にいるものじゃないんです。」
タカシ「先生、分かりましたここはx=2ですね?」
教師「うん。正解、できればお母さんにも正解を教えてあげて欲しいんだけど」
母「タカシの邪魔になってないんだからいいじゃないの!余計なこと言わないで!もう!」
教師「そしてね、お母さん。この子の名前はタカシじゃないんですよ。正しくはスグルなんです。」
母「そうなの、まあ私ったら、暑くって頭が回ってないんだわ、皆さんも暑いんじゃないかしら。カーテンしめてくださる?」
教師「お母さん。ここには私たちの他に誰もいないし、今は深夜の2時なので日は入ってこないんですよ。」
母「あらそうね。あら、じゃあなんでこんな所にいるのかしらタカシ、帰りましょう。」
教師「お母さん。帰る訳にはいかないんですよ。タカシはあなたのものではないから」
母「タカシは私の自慢の子よ?頭だって父さんに似て凄く良いんだから...」
教師「タカシ、いや、スグルは確かにいい子だよ。心が狂ってもまだ私の元にいてくれてる...」
母「タカシは、タカシは私の子よ?自慢の子、頭のいい子...」
教師「お母さん。俺たちはどこで間違えてしまったのかな...いつの間にか、正解が分からなくなってしまった...困ったものだよ。頭のいい、父親なのにな...」
タカシ「先生。正解はx=2ですね?」
3/13/2026, 7:09:53 PM