星月夜

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「おにいちゃぁぁぁぁん!うわぁぁぁぁぁぁん!」
幼いころ、近所の先輩たちにからかわれよく泣いて帰っていた。
真っ先に走っていくのは、5つ離れた近所の流唯さんのところ。
「よし!にぃにが守ってあげるからな!」
そう言っていつも先輩たちと喧嘩しに行っては、ぼろぼろになりながら帰って来ていた。
両親に叱られた時も優しく慰めてくれたし、忘れ物をすれば自分の分を貸してくれていつも怒られていた。どこに行くにも着いて来てくれて、私の代わりに怒って怒られてくれて、だいすきだった。
そんな彼が星になってしまったことを電話で聞いた。

3/16/2024, 3:15:14 PM