どうして/問う答えは明日がない
寒風吹き荒び瞼を叩く。
足は痺れ覚束ない足取り
で進むのは、山中の神社
へ向かう道だ。
どうして、と問うことは
ことごとく散らす事が
ようやくできて、
肺は自由の空気に晴れて
両腕も解放している。
それなのに空は荒れて、
唇から熱を奪おうと、雪
の礫で顔を激しく叩く。
足は凍り、辿々しく踏ん
で、長い道程を明日へと
ようやく石段の麓へ辿り
着いた。
手摺が頼みの急な石段は
、どうしてと問う答えの
無い、明日を捨て去って
ゆこうとする気持ちを削
ぐかのように、雪がまた
待ち構えている。
雪が覆う石段を一歩、
また一歩と牛歩の如く
登っていくが、滑る。
かじかんだ手が貼りつく
手摺を頼りに登る石段は
、本当の自分が求める事
を試されているのだろう
か。
本当の自由とは、何かを
、受け入れた先にあるの
かもしれない。
苦難を、悲しみを、全て
。
1/15/2026, 7:24:00 AM