沈溺 つろ (シズレ)

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夜の静けさに身を沈め、眠りの迷宮に迷い込んだ。
眠りの彼方に広がる光景に心を奪われ、朝が来ることさえ忘れていた。

そんな中、海月のように透き通る池を見つけた。
水面の真ん中に、光を放つ扉が浮かんでいた。
幽玄な雰囲気がどこか懐かしく、気づけば池に足を踏み入れ、ドアノブに手をかけていた。
意識の境界が霞む中、そっと扉を押し開けた。

「 わっ… 眩し… 」

目を開けると、そこには壁にかかった時計があり、
時刻は午前6時13分を指していた。
嗚呼、まだ夢を見ていたかったなぁ。

題名「夢を見てたい」

1/13/2026, 10:32:02 AM