あの日の温もり
まだ幼かった頃、わたしは叔母に世話して貰い暮らしていました。母は仕事を持っていましたから。
朝出掛けて夕方には帰ってきますが、末っ子のわたしは、病弱で勤めをしていなかった叔母が面倒をみてくれてました。
その叔母は、とても優しい人でした。大きな手でいつもわたしの小さな手をさすって温めてくれました。暖かい、優しい思い出です。あの日の温もり、今も思い出します。もしかして、どうにか生きて行ける原動力なのかもしれないですね。
大人になってわかったことですが‥わたしの父はこの叔母このこと(用するに妹)嫌っていたようで。はっきり聞いた訳ではないのですが、男癖が良くなかったらしくて。
そんなこと、幼いわたしにはわかりません。あの日の温もりは、そんなこととは関係なく、わたしの心の底に今も存在しています。
それから‥勤めに出て家計を支えてくれていた母はどんな気持ち
だったのかと、今更思いを馳せています。
2/28/2025, 1:48:31 PM