“ノストラダムス”
「ねぇ。死んだらどこ行くん?」
『そりゃ、楽園に決まっとるよ。牧師様が言ってたやん。』
「そしたらさぁ、うちらあと3年やな。」
『あー。ノストラダムスか。たしかに。』
「うちら高3や。。」
『ほんとに終わっちゃうんかな。』
「終わるんちゃう?知らんけど」
そう言って私たちは中学校の屋上でタバコを吸う。
大人(親)が吸っていたら、自分も吸ってみたい思うんは、当然だと思う。
「終わらんかったら、何しよ。」
『そんときゃそんときやな。』
『…終わるまでに携帯欲しいわ。』
「お姉ちゃんのお下がりじゃないやつ?」『うん。』
「終わらんかったらさ、一緒にいよ。」
『…うん、、、いいの?うちで。』
「あんたがいい。」
『…ありがとう。』
「終わらんでも、一緒がいい。」
『えーよ。』
これからも、この心地よい会話ができると考えると、なんかムズムズした。でも、それさえも心地よかった。
ノストラダムスがおらんかったら、こんな会話出来んかったって思ったら、この予言も可愛いもんだと思った。
【ありがとう】
2/14/2025, 12:57:48 PM