最近気づいた。
ただただ歩いていると意外とたくさん虫がいて、久しぶりに蝶々がいる、と感じる。 1度気づくと毎日のように見かけて、見えてなかったんだと思う。
見上げてみると、鳥が飛んでいてあんなに羽ばたいてるなんて珍しい、と感じる。1度気づくと意外と鳥は風に乗ってるんじゃなく自分の力で飛んでいるんだと思う。
足元に目を向けると綺麗な花が咲いている。小さいものも大きいものも上に向かって真っ直ぐと、時には過去を見ながらも、視界の端で懸命に生きているんだと思った。
雲を見るとたくさんの色がある。ただの白じゃない。同じ雲なのに1箇所だけ塗りつぶしたみたいに灰色だったり、掴むとちぎれそうな雲だったり、触れただけで霧散しそうな雲だったり。
その後ろには広くて大きい空がある。どこまで続いているのか想像もつかないくらい大きな空。真っ直ぐ見ていると薄い水色なのに真上に行くに連れて濃く青く、怖くなるくらいに深い青。
何も無くても、自分が生きている世界はただそれだけで色々なもので溢れていると気づく。
もっと、もっとと思っているうちに近くしか見えなくなる。近くも見えなくなって段々真っ暗になっていく。
だけど、自分が思っているよりも世界は美しく広大でもっとたくさん見えてくる。
ほら、空を見てごらん。
あぁ、こんなにも、どうして、青いんだ、、。
青く深く
6/29/2025, 12:29:36 PM