「仲間になれなくて、 仲間になりたくて」
必死に人生をもがいていた
必死に人生をさがしていた
これでいいのか、ここじゃないのか
登山は、人生に例えられる。
歩く早さ、歩く距離、登り、下り、分岐点。そして、登山道ではない道。
僕の登山はソロ中心である。いわゆるボッチだ。
家族との経験もあったが、社会人になってからは、ボッチだ。
だから、仲間と山に行くのが羨ましい。一緒に景色に感動し、頂上での食事、食後のコーヒーと、もしかしたら頂上でウイスキーと洒落込めるかも。
だから、友が欲しかった。
山友が、出来ない理由は、簡単である。
単に誘えないからだ。
仕事に悪者になってもらうのは申し訳ないが、朝早く、夜遅く。休日の予定も立てられない。そんな仕事。
そんな僕に、予定を合わせる人も、合わせられる人もいない。
頑張って、山友ができた時があったが、やっぱり、予定が合わない。
一生に登ってくれた人にこう言われた。
「山仲間だね、また行こうね!」
僕の心の中に、いつもの言葉が浮かびあがった。
たぶん、仲間になれないだろう
必死に人生をもがいていた
必死に人生をさがしていた
これでいいのか、ここじゃないのか
いつか、人生を見つけられる様に
いつか、人生を変えられる様に
いつか、仲間と一緒にいられるように
僕は今日もひとりで登っている。
9/8/2025, 4:55:08 PM