君の背中、僕には、まだ遠いですね、そう思い、
努力を重ねて来たのに、貴女は、僕よりも先に、
消えてしまった、僕が成長して、
貴女の背を追い越して、頭を撫でて、偉いねと、
言われたかった、ただ、それだけだったのに、
貴女は僕たちを守る為だけに、自分の命を捧げて
アイギスの膝枕で、例の日に目を瞑ったまま、
起きなくなってしまった、貴女は、綺麗だった。
何も分からない年齢の僕には、まだ、事実が、
受け止めきれずに、こっそりと泣いてしまった。
誰にもバレないように、誰にも知られぬように。
だから、貴女みたいに、勇敢な人にはなれません
"まだ、僕には、足りないことしかないようです"
そんな事を天に向かって今日も喋り続ける。
元ネタ
天女主(ペルソナ3)、アイギス(同じくペルソナ3)
例の日、ネタバレ多め
2/9/2025, 10:05:08 PM