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たまには

『たまには』

「たま〜ご飯だよ」
「にゃぁ~」
私の家族のたまは食いしん坊な黒猫だ。
「食べないの?どうしちゃっの?」
たまは不満そうだ。
いつも食べているものと違うからだろうか、でもせっかく沢山買ってきたから食べてくれないと困る。

作戦1
いっぱい運動させておなかを空かせよう作戦
「たま〜キャットタワー買ってきたよ、ほらっ動け!」
「ニャ~ニャ~ニャ~」
たまは楽しそうにタワーを登り降りする。
「よし!ご飯だ!たま」
「にゃぁ~」
ダメか...
「次!」

作戦2
いつものご飯に混ぜよう作戦
「よし!これでよし!たま〜ご飯だよ」
「ニャ~」
たまはご飯を食べようと顔を近づける。
クンクンクンクン
「にゃぁ~」
これもダメか...
「次が最後だ!」

作戦3
無理矢理にでもたべさせるんじゃ作戦
「たま〜ご飯だよ、優しくするからこっちおいで」
「にゃぁ~」
「食えや!この野郎!」
私はたまの首を掴みご飯に無理矢理近づける。
1分後
「やっぱ、無理だ、この高級キャットフードは私が食べるか、人でも食べれるって書いてあったし」
「じゃあたまはこれね、いつもの」
「ニャ~」
「おー食べてる食べてる、やっぱり『たまには』これだね」

3/6/2024, 1:41:51 AM