秋雨ノ源

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【七夕】

天の川を挟んで別れた
織姫と彦星
働き者の2人であったが
2人は出会うと愛を語り合い

仕事に手をつけずにいた
それを見かねた天の神様は
2人を離れさせ
7月7日のみ逢えるようにしたのだ

なんとも、ロマンティックなようで
仕方の無い話だろうか

機織りの織姫
牛飼いの彦星
神の紹介で出会った2人であるが
相性が良すぎたのだろう

仕事そっちのけで
二人の時間を過し
服ができぬ、牛は病に倒れる
神は服がよれ、畑は草にまみれ

何年もそのような状態が続いたゆえ
離れ離れにされてしまったのだ
仕方の無いことなのだ...
人は神も含め、働かなければならぬ

それが楽しむ為だけだと
人は怠惰に陥るのだから

だが、働きすぎては
身体を壊してしまう
息抜きとは必要なのだ
それが2人には出逢いというもの

他人の幸福を肴に
七夕と名ずけ
菓子や飯を食べる
優雅なイベントである。

ひねくれた見解ではあるが
これは私の考えなのだ。

7/7/2024, 10:17:09 AM