遠くの空へある昼下がり。ただ、空を見ていた。青い空。流れる雲。公園の鉄棒に座ってただ見ていた。ブーン低い音。聞き覚えのある飛行機のエンジン音。どこだろう?すぐに、わかった。空に引かれた白い線。その先にあった。遥か遠い上空。実物ではとても大きいのにゴマ粒のように小さく見える。しばらく目で追っていた。これは小さい頃からの癖。ずっと、空は好きだったから。しばらくすると消えていった。飛行機は遠くの空へ消えていった。
4/13/2024, 1:15:40 AM