彼岸花

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ブランコ

人生は公園のブランコだ。

大空に飛び出そうと前に進むときもあれば、
飛んだ先が不安で後ずさりするときもある。

自分だけで動けないときには風や人の力を
借りればいいのだ。
そうすればまた動きだせる。

公園のブランコには様々な人が乗る。
小さな子供
悩みを抱えた青年
お酒に酔ったおじさん
それらの出会いひとつひとつが思い出となる。

公園のブランコは大体二つある。
ということは、自分とは違う人生もそこにあるという
ことなのだ。

もちろん、話しかけてくることも
ぶつかってくることもないだろう。

お互いに干渉しない。
ただそばにいる。それでいいのだ。

ブランコは1人じゃない。

2/1/2024, 10:45:14 AM