君が息を引き取る一瞬。長く歳を共に重ねてきた。「貴方が先に行かれるのですね。」私の口から出た唯一の言葉。貴方はいつもの様に同じ言葉を言って目を閉じた。その安らかな表情に私を置いていくことの不安も恐怖も感じなかった。いつものように明日が来ることを知っているかのように。「また、明日」《また明日》
5/22/2024, 10:20:16 AM