箱庭メリィ

Open App

手放した時間。
・睡眠時間
・睡眠時間の代わりにした娯楽
・ごはんの時間
・ごはんを食べる間でした仕事

・すべてが出来なくなって布団の中で過ごすこと

どんなことでも何かしらの経験値にはなるはず
何もしてない時間は「何もしてない経験」だから
手放すのはやめにして、それも必要だったと認めてあげて


/11/23『手放した時間』


目の前を紅が翻った。
紅と黒のコントラスト。

ふわりとテーブルクロスでもかけるような動きで重力に負けていったコートは、後を追った彼の髪が重なった。

「なん、で……」

乾く口からそれだけ出すと、彼は首だけ振り返りながら言った。

「言ったでしょ?あんたがどんなとこにいたって迎えに行くって」
「言っ、たけど……」
「俺はもうあんたのこと離してやれなくなっちゃったからさ、置いてかれたら追いかけるしか出来ないわけ」

ニコリと戦場に似合わない笑顔を見せ、彼はヒールを鳴らして敵陣に突っ込んでいった。

家を出るとき、誰にも何も言わなかった。
それなのに彼は、私との繋がりだけでここを探り当てたのだ。
あんなに喧嘩したのに。あんなに彼を傷つけたのに。
彼はそれでも私を追いかけてきた。

私が数年前にぽつりと漏らしただけの、私だけの思い出の場所に。

その真剣さに彼はもう私を手放す気なんてないのだと実感して、安堵したはずの心が震えた。


/11/22『紅の記憶』
覚書。浮かんだとこだけ。



ぱち、と世界が切り替わった。
朧気な頭と視界で、今はどこにいるのかと考える。
(あぁ、起きたのか)
ぼんやりと思考が働かないまま、それだけ認知できた。頭はまだ夢の中だ。

今日の夢は、駅のホームでなぜかお姫様の私が、突然線路に現れた大きなドラゴンを倒そうとするもの。
ピンクのドレスの裾をたくしあげ、かなり強敵なドラゴンに立ち向かっていた。レベル差はあるものの、私は何故かいい勝負ができると思っていた。

だんっと足がホームを踏みしめ、ドラゴンに声高々と何かを宣言し呪文の詠唱を始めたところで、記憶がぼやけている。

(あー、もう少しなんたけどな。思い出せないかな)

夢の断片は散り散りに頭の中にあるものの、それが繋がることは稀だ。
今こうして思い出せるだけでも珍しいのだ。

「ドラゴン、倒したかったのになぁ」

目隠しをするように顔の上に腕をのせ、もう少し断片が繋がってくれないかと目を瞑るのだった。


そして二度寝してしまった私は、学校に遅刻した。


/11/21『夢の断片』



見えない未来というけれど
未来はそもそも見えないもので
真っ暗か明るいのかも誰も知らない

だから僕は前を向いて歩き続けるだけ
前を向けなくても下なら見れる

俯いても進むことはできる
止まってもいつか進めばいいだけだもの

僕は未来は見えなくたっていい

/11/20『見えない未来へ』

11/23/2025, 11:11:27 AM