「無色の世界」
みんな、自分の色が、あるのに
俺だけが色が、無くなってしまった
視線の先には色の無い世界。無色の世界。
「…可笑しいなぁ…途中まで…色が見えてたのになぁ…
何を書いても何を塗っても…色が分からへんのや…。」
「…色が分から無くなったのは、アンタが迷うてるからや。
どんな事でもエェ。色が見付かるまで書き狂い。
迷うたらあかん。迷うことなくなったら、色が戻ってくる。」
俺は寝食忘れて、書き狂い出した。
色はいつ戻るかは不透明。
アァ…色の無い世界は怖いとこやな…
4/18/2024, 3:08:20 PM