雪が好きだったそれが自身の姓名に拠る物かは知らないが。静かに、或いは嵐のように降り積もる、冷たくやわらかな白が好きだった。青く青く晴れ渡った快晴を睨めども灰雲が覆うにはまだ暖かく。景色の全てを覆う白を今日ほど望む日は無かったのに。‹雪を待つ›
12/15/2024, 11:16:17 AM