僕の部屋の片隅には幽霊というものが住んでいる。だからと言って怖いわけではない。むしろーーーーーー「ただいまぁ〜」「お帰りなさい…」その幽霊は挨拶だけだが必ず応えてくれる。それは一人暮らしの僕にとっては帰る家があるという感じがして心地がいい。いつかーーーーーーー部屋の片隅なんかではなく、「一緒にご飯食べようよ」「……」円卓を囲めればいいと、そう思ってしまうのだ。相手は幽霊だけど。ーーーーーー部屋の片隅で
12/8/2024, 9:21:27 AM