カラン コロン、と。それは僕の手の中で、転がる度に音を立てていた。正確には、透き通る水色の瓶の中で。「まるで、あなたの瞳みたい。」いつかの君が言っていた。そうだろうか?僕には分からなかったが、君が言うのなら、そうなのかもしれない。夕日に、かざしてみた。それはキラキラと輝きを増している。うん。やっぱり、僕の目がこんなに澄んでいるとは思えない。僕は、瓶を口に運び、ぐいっと中身を飲み干した。「あっま。」#澄んだ瞳
7/30/2024, 2:27:29 PM