「何であろうと、君の首は貰うし、君の心は諦めない」
重石を乗せるように再度言ったその言葉は、
私の髪を揺らすことは無いが、動けないのだ
瓦礫に潰された様な、喉の重みを感じる。
唇がはくはくとと動くが、それ以上に彼に伝えられる事は無い。
彼は私の顔を見た後、また口角を上げる
彼は、私の身体に幾度と無く触れてきたが、
コレを言う時は恐ろしくて、触りたいと思わない。
淡々と冷たく静かなはずが、とてつもなく熱く感じるからだ。青い焔のほうが、赤い焔より熱いと言うのが、脳裏に浮かんでくる。
10/28/2025, 7:11:32 AM