無意識

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‹友達の思い出› 
僕には友達がいる。いつも一人な僕と友達になってくれた女の子。
ある日山の中で女の子が迷子になっていた。「お兄ちゃんーどこ?」とお兄さんを探していた。
僕は、声をかけた。
「大丈夫?」とその女の子は
「お兄ちゃんとはぐれた…」と言った。励まそうと明るい話をすると、
いっぱいいろいろな話をしてくれた。「私は、森が好きなの!」と言う君に、「良いところを教えてあげる!」と僕が言う。
「神社の大きな木下!日差しが暖かくて気持ちいいだー」と僕が言うと
「ありがとう!!」と君が言う。
「友達の印!あげる!」と君は僕に綺麗なベゴニアのしおりをくれた。「これかわいいでしょ!」と笑顔で僕に渡してきた。受け取り「ありがとう!そろそろお兄さんが迎えに来るよ…」と僕が言った。君は不思議そうな顔をしていたよね。だって僕が消えてしまったから。その後、お兄さんと逢えた君は街に帰って行った。
僕は、神社の守り神だから人間との恋なんて許されないよね…
綺麗なベゴニアのしおり。その花言葉は片思い。僕の心みたいだなと思い君の後ろ姿を見つめている。

7/6/2022, 6:21:05 PM